2019年02月
今回はファイアーエムブレムifです。
このゲームはパッケージ版ははじめから『白夜王国』と『暗夜王国』に分かれていて、
例えば、『白夜王国』を購入した場合、『暗夜王国』のストーリーを
DLCの一環として購入できるという風になっています。
(DL版やスペシャルエディション版を購入した場合は、
運命の分岐点にてどちらかを選んで遊ぶことになります)
この2つの他にも、第三の道として、どちらも選ばず、
『透魔王国』という暗夜・白夜ともに存在がほのめかされていた国を
舞台とするルートも存在します。
こちらも白夜王国、暗夜王国と同じくらいのボリュームになっていて、
他のDLCとは一線を画しています。
私は、この3編をすべて遊びました。
記事の性質上ネタバレが含まれますので、
閲覧の際はご注意ください。
◇総評◇
満足度 80%★★★★☆(50%が個人的に楽しめた最低ライン)
シリーズ初心者やさっとストーリーだけ確認したい人から、
戦略などの手応えを求めたい人まで、幅広い層が楽しめるゲームデザイン!
支援相手のキャラのクラスになれるアイテムなど多様な育成要素と、
その支援会話を含めた豊富なメッセージでキャラクターがかなり掘り下げられている!
一方のルートでは見えなかったものが、他方のルートではわかるという多角性も素晴らしい。
しかしながら、そういった作り込みに反して、
ストーリーは3編に分けたせいか、いずれもかゆいところに手が届かない状態。
また、前作『覚醒』や『聖戦の系譜』で好評だった子どもユニットにしても、
参戦のさせ方が現代に生きる我々からすると賛同しかねる。
現在の戦況など、過去作ではOPデモなどで視覚的にわかりやすかったのに、
基本的に軽い会話劇だけになってしまったのが残念。
また、前述の多角性を楽しむには、少なくとも2編を遊ばないと味わえない。
3編買うと、お値段は結構なものになってしまう。
入り口を広く設けたのはいいものの、それだけでは全てを味わえないのは歯がゆい。
(ポケモンなどのように、仲間にできるキャラが違うだけのものではないので)
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